「成長体験」 いい言葉!!
おはようございます。
いつもぽっとの活動をご支援いただきありがとうございます。
全国各地で豪雨の被害が出てるようで、お見舞い申し上げます。
どうかこれ以上被害が広がりませんように。
今回は、7月1日(日)松江農林高校であった
島根県東部発達障害者支援センターウィッシュさん主催の研修会に参加したご報告です。
島根県東部発達障害者支援センターウィッシュさんについては、詳しくはこちらで(リンクはりが上達しました^ ^)
研修会の内容は
発達のある方へのSSTを学ぼう「ソーシャルスキルトレーニングの考え方を学ぶ」
〜個別対応や全体指導に活かすために〜
という題で、
明星大学教授 小貫悟先生 が講師でした。どうも昨年に続いての研修会だったようです。
先生の講義では、ICIDH(国際障害分類)モデル(1980) からICF(国際生活機能分類)モデル(2001)に変わり、障がいの捉えが変わったという基本的な話から始まりました。実際のSSTの取り組み方や視点、方向性、そしてSSTの限界やライフスキルへの変遷、現在お勤めの大学での実践など盛りだくさんでした。本当に研修内容の濃い贅沢な時間を過ごさせてもらいました。
小貫先生が繰り返し言われた言葉の中の一つに、
“やり方はいろいろあるが、結局本人が成長を感じることが大切 つまり「成長体験」”
あー そこそこ!!
私たちも自分の気づきを言語化できる子どもには言語化を促し、言語化が難しい子どもには選択肢を準備しながら気持ちの変化を代弁し、ともに成長を喜びあう時間をとても大切にしています。
「成長体験」いい言葉。
そして、ソーシャルスキルを育て自分のものとして社会の中で使えるようにしていくには
「やってみせ(モデリング)、説いて聞かせて(スキル提示・教示)、させてみて(体験)ほめてやらねば(成功体験)、社会性は育たぬ」
と大人の役割をまとめられました。
これに限らず、今回の小貫先生の講義には、ぽっとで大切にしている考え方が散りばめられていました。
「なるほど!ぽっとでもこんな言葉で、こんな説明の仕方をすればいいんだ!」
まさに私にとっての「モデリング」と「スキル提示・教示」。
体験と成功体験は、ぽっとでみどりさんと共有し、成長体験をしてみたいと思います。
そして、今回私が一番すっきりしたのは、ICF2001年モデルを使いながら、支援の役割について話されたこと。
ぽっとの理念についてうまく説明ができず、もどかしく思っていました。
この図を使って考えていくとすっきり!!
ぽっとは「心身機能・構造」に働きかけてる役割。その子自身の脳の可塑性に直接働きかけ、その子自身の変化・成長をうながしていく役割。学校や社会は「活動」や「参加」を中心とした役割。
そして、それぞれは双方向の位置関係。だから、ぽっとはぽっとだけで収まってしまうような関わりではなく、常に学校や社会、家庭を意識していく必要がやっぱりあるんだな、と再確認。
これまで何回も見てきた2001年モデル。こんな気づき方をしたのは初めて。
つまりこれも成長体験。人はいつまでも成長していける証かな^ ^
なんと、次の日曜日には、奥出雲町でウィッシュさん主催の研修会があり、そちらにも参加させてもらいます。どんな気づきがあるだろうか。楽しみ楽しみ
まなび舎ぽっと 峠 優子
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