”セサミストリート ジュリアちゃん”
こんばんは。
いつも ぽっとをご支援いただきありがとうございます。
この度の豪雨では、多くの方々の命が奪われました。
ご冥福をお祈りするとともに、1日も早く安心して暮らせる日々に戻るよう願っています。
大好きな奥出雲町も土砂災害警戒区域になり心配しましたが、身近な方々には何事もなくホッとしています。
今日は
奥出雲町で 7月8日(日)に行われた
島根県東部発達障害者支援センターウィッシュさん主催の「発達障がい児・者支援者研修会」の報告です。
私、ゆうこは、3月まで奥出雲町でお仕事をさせていただいてました。職を辞した今も週1回は奥出雲町におじゃまし、お仕事をさせていただいてます。奥出雲町さん、いつもお世話になっております。ありがとうございます。
でも・・・”奥出雲町ってどこ?”って方もおられると思うので、こちらでどうぞ〜
今回の講師は 諏訪利明氏(川崎医療福祉大学 准教授)でした。
午前中は「自閉症の特性理解」午後は「Structure TEACCHing」のテーマでお話をされました。
講義のはじめは、セサミストリートに昨年から登場した新しいキャラクター“ジュリアちゃん”の話から。
話には聞いてましたが、映像は初めて。ジュリアちゃん、めっちゃかわいい💓かわいくってたまらな〜い。
諏訪先生がここで語られたのは、はじめてジュリアにであったビッグバードの戸惑いと、ジュリアと以前からの友達のエルモたちの理解の仕方、関わり方でした。
ジュリアの行動に戸惑うビックバードに、大人や友達がジュリアの行動の意味を伝えていきます。そして、ビックバードはジュリアの理解が進み、ジュリアに嫌われているという誤解が解けていきます。
ポイントはジュリアちゃんの行動の意味の伝え方です。
「自閉症スペクトラムは社会性と、コミュニケーションとイマジネーションの三つ組の障がい!!で、感覚の特性もあるよ」なーんて伝え方はしません。
「ジュリアは、絵がとっても得意なんだ」「サイレンが嫌いなんだ」「ジュリアは休憩が必要なんだよ。」とジュリアトークで理解を進めています。ちょっと違うけど、それでいいじゃん。休憩〜そんなことあるさ。みたいなポジティブな方向で。
素敵なのは、ジュリア自身もビックバードと友達になりたいという気持ちが描かれていること。自閉症スペトラムといえば、目があわない、友達とあそばない、空気が読めない、なんで言われることが多いですが、本当は友達になりたい気持ちがいっぱいあるんですよね。ただ、上手に伝えることができないだけ。
自閉症スペクトラムだから、カナー型の自閉症と言われる方々もアスペルガー症候群と言われる方々も根っこは一緒。もちろん個々の違いはありますが、似たようなところで困っていたり悩んでいたり。
なので、支援のスタートはその人を正しく理解すること。「支援はまずは理解から」とまとめられました。
構造化、視覚支援を代表とするTEACCHの考え方は、学校等にひろく浸透しています。でも、誤解は多くスキルだけが一人歩きしている感があると、諏訪先生は嘆いておられました。私も理念を忘れてスキルばかりを追っていた一人だったなと・・・。
随分昔に学んだTEACCHと比べ、随分と考え方が進化していました。知ったかぶりで実践してきた証拠。常にアンテナを張り、自分の実践を省みていく反省的実践家でないといけないなと思いました。
セサミストリート公式吹き替え版がYouTubeにUPされてるので、動くジュリアちゃんに出会えます。ジュリアちゃんについては、TEACCHが監修しているそうですよー。
まなび舎ぽっと 峠 優子
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